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魔女の宅急便のhorryのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
3.0
河野真太郎『戦う姫、働く少女』読書会のために再見。
封切り時、その頃よく一緒に遊んでいたAくんと神戸の映画館で見た記憶。
大人になって見直すとずいぶん、印象が変わっていることに自分でも驚く。

キキがはじめて仕事をもらった時、泣いてしまった。
小さな女の子が、自分で自分の居場所を探し、生きていく道を掴みかけたこと、そのチャンスを女たちが用意したことに泣いたのだけど、20年前にはこんな感想持てなかったよな、と思う。

しかし、当時も思ったのだけど「ルージュの伝言」はちょっと違うなぁ。「不安な気持ちを残したまま」ってあたりは分かるんだけど、「ママから電話で叱ってもらうわ」は、キキとはまったく別の方向。
松任谷由実なら、私の中では「埠頭を渡る風」の方がキキのイメージにはあうかな。映画全体のイメージとはずれるけど。
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