ネットで評判が良かったので鑑賞。
鬱映画として取り上げるサイトが多かったため選んだけど、さほど陰鬱とした気分にもならなかった。
何というかとりあえず地味。
ストーリーはシンプルに見えて意外と複雑で、ちゃんとセリフを追って咀嚼しないと何の話をしているのかわからなくなる。
洋画だし、映像を追っていればおのずとストーリーに乗せてくれるだろうと思い、ボケっと見ていたら訳が分からなくなって焦った。
16歳にして達観した主人公が、自分なりの善によって殺人を犯した。
その結果……ということでいいのかなと思うけど。
悲しくも大人過ぎる主人公の心情は理解ができてしまった。
そういう考え方にならざるを得なかった環境や、実際に事を犯してしまう衝動とか。
ただ全体的に登場人物の描写が半端に思えて、ツボにはハマらず。
「心に突き刺さる衝撃の感動作」は大げさだった。