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16歳の合衆国のmiyuのレビュー・感想・評価

16歳の合衆国(2002年製作の映画)
3.8
後味があまりにも切なくて 苦しい。。。

すべての物事は、喜怒哀楽の一つの感情だけでは分類出来ない事が多い。。。
悲しいと見えても 本当に悲しいだけではないかもしれないし…
苦しいと見えても 本当は苦しいだけではないかもしれない…

それを他人が 当人の感情を思い計り行動をするのは オトナなら 踏みとどまったに違いない…
(この世の中 踏みとどまれないオトナも多いけれど😅💦)

でも 彼は まだ 少年で 純粋だった…

ゴズくん扮するリーランドは、頭が良くて、優しくて、ヒトの悲しみを拾ってしまうところがある…
彼自身 ケビン スペイシー扮する父アルバート(有名な作家)からは、愛を受けていないのをヒシヒシと感じていた。。。

ケビン スペイシーが オトコに興味がない…みたいなセリフはさすがに ウケた😅

リーランドは、ベッキーが好きだったが
彼女は、リーランドの優しさに甘えていただけで、彼を愛していない事を賢いリーランドは気がついていた。。。

リーランドは、ベッキーの身障者の弟を殺害した罪で 収監される。。。

作家志望で、矯正施設に勤務するパール(ドン チードル)は、リーランドに興味を持った…
父が有名な作家だということも含めて…

ベッキーの姉(今や有名なミッシェル ウイリアムズ)は、リーランドの事件から
恋人アレンと別れようとしていた…

それが また 悲劇的な結末になる…

良いことも 悪いことも
多少なりとも いろんな事を経験して
ヒトは オトナになっていく気がする。。。

パールが リーランドに 自分の不実な罪を話たりするが…
オトナって そんなしょうもない事もするけれど…基本 いい奴!!…って 言う いい奴を評価したりするわけで…
100パーセント 聖人君子は有り得ない…って 思えるわけで…

この人は 可哀想なヒトだ…
って …
本当にそうなんだろか???
…っていう 想像力…働かせるわけで…

一見絵に描いたようなら幸せな家庭に見えても、真実はわからない。。。

リーランドの 深い絶望が 悲劇を呼び
それが また 悲劇を誘発したような物語。。。

チョット 痛かったです。。。

☆スターチャンネルを録画して鑑賞🎬
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