今まで観たいと思いながらも見逃していた作品。やっと観ました。観るの遅すぎでした…。
70年代のロックの名曲が、全編に散りばめられていて、刺さりまくりでした。なかでもエルトンジョンの2曲は特に印象的な場面で使われていました。
ストーリーはとても共感できる青春映画で、爽やかなだけじゃない少年の成長物語。
良い映画でした!
⚠️以下、ネダバレ気味です。
厳しい母に反抗的だった姉が、家を出る時に弟へ置き土産にしたロックの名盤レコードの数々が、この主人公の人生を変えましたね。お姉さんの名言と共にグッドジョブ👍
あと、スチュワーデスになったお姉さんのまつ毛が凄かったです。笑
ロック好きなお姉さんも大好きキャラです。
この映画、各所で良いなと思わせる場面があるのでまた何度も観直すと思います。
母に従順だった少年が、ロックに目覚めてライターになり、ジャーナリストとしてアーティストのツアーに同行するまでの間があっという間だけれど、この話は元々脚本、監督のご本人の自伝的なものというのだから、事実は小説よりも奇なりってことなんでしょう。
ロックアーティストと取り巻きの女性達に囲まれてツアーに同行しながら、様々な経験をして成長していくウィリアムの姿を描いているのだけど、グルーピー達とは違う魅力を発する“ペニーレイン”に惹かれていくところもまたキュンとさせられます。
少年が実際16歳でローリングストーン誌の記者になっていたそうだけれど、こんな幼い顔をした少年が、ドラッグまみれの70年代当時のロックアーティストのツアーに同行していたなんて事自体が信じがたいけれど、“スティルウォーター”は架空のバンドだけれど、どうもバンドのモデルはオールマンブラザーズバンドらしく、彼らなら良い人達っぽくて良かったねーと、謎に母心を感じて安堵したりしました。笑
映画の主人公の正直さがなんとも愛おしくて、周りのダメな大人達も彼の心までは汚さないのがまた良い感じでした。