超空間コベ

両棲人間の超空間コベのレビュー・感想・評価

両棲人間(1961年製作の映画)
4.0
美しく…そして悲しい、
愛の物語。

青年イフチアンドルは、幼少時
不治の結核を患ったが、
天才外科医である父の手により
サメの鰓を移植され、水陸両棲
の能力を得ていた。

そんな浮世離れした純粋美青年
が、娘グチェーレに恋をする。
しかし彼女は、悪いヤツに結婚
を迫られていて…。

舞台はアルゼンチンの港町。
撮影はアゼルバイジャンの首都
バクーらしい。
カスピ海も悪くないんだけど、
もっとキラキラした海だったら
…とは思うよね、やっぱり。

ソ連初の水中撮影シーンは、
クリミア半島で撮られている
そうな。

序盤で真珠採掘中のダイバーを
「―――ばぁ!☆」
と驚かすイフチアンドル初登場
シーンが、お茶目で好き♪(笑)

街に出たり、グチェーレと会う
時のイフチアンドルの服が、
中性的でとてもオシャレ。♪
お父さんが与えたんだろうか?
いいセンスしてるなぁ~。☆

その服のまま噴水にダイブして
ヒャッハーのシーンも好き。♪
(笑)

しかしやはりカッコイイのは、
海へ「シュパーッ!」と華麗に
飛び込む姿。☆


イフチアンドルと博士、そして
グチェーレとその父の親子愛。

自らもグチェーレを想いながら
2人の愛を手助けする新聞記者
オルセンとの厚い友情。

切ないものが胸に込み上げて
くるのを抑えられない…。☆

確かに、『シェイプ・オブ・
ウォーター』との共通点が色々
言われてるけど、
個人的に思い出されたのは、
ウルトラセブンの名エピソード
『ノンマルトの使者』だった。
超空間コベ

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