さっこ

大脱獄のさっこのレビュー・感想・評価

大脱獄(1975年製作の映画)
4.5

年末にわざわざ東京まで来たのは、ラピュタ阿佐ヶ谷で石井輝男特集やってたから。
どうしても「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」を見たかったのだ!

で、この高倉健&菅原文太の「大脱獄」もおもしろそうだったので見ることに。

オープニング、いきなり健さんが吹雪の中、処刑台の縄を首にかけられる。や、やめろー!!
そこでハッと起きる。
夢オチ。健さんは網走監獄の死刑囚なのだ。

そこで画面いっぱい「大脱獄」の赤い文字がバーン!!
哀愁の音楽。キャストスタッフの字幕。迫り来る恐怖に気が違った死刑囚の叫び。

ああ〜これは75年制作の東映映画ですよ。
昭和の日本映画最高!😭



オープニングあけて、5分後にはもう脱獄。二人の刑務官を殺し、拳銃も奪い脱獄した死刑囚が7人(含む健さん&文太)。

しかし、極寒の網走ゆえ、その後の逃避行が大変☃️
脱獄した死刑囚たちは近くの民家を襲う。
くじ引きでおぼこい娘を犯す順番決め。
ずっと女にゃご無沙汰だ!我慢できねえ!
死刑囚、室田日出夫は娘のシミーズ着るし、もう一人はパンツを履いてる。
この最悪なリアリズム!
さて若い娘の運命やいかに!?😱



その後、健さんは病気の踊り子、木の実ナナと出会い、ひとときを夫婦と偽ってすごす。
木の実ナナを医者に診てもらう、優しい健さん。
木の実ナナの検尿、検便を医者に運んでやる優しい健さん。
検尿、検便を相手に見られて、画面に映されるヒロイン…😨

「あんた…夜這いしてもいいんよ…」と言い寄る裸の木の実ナナを決して抱かない健さん。



さて、実は健さんは冤罪で死刑となったのだった。
木の実ナナと別れ、自分をはめた奴らへ復讐に向かう。
相棒はもちろん菅原文太。
石井輝男だから復讐戦は血みどろアクション人体破壊!
復讐は成功するのか?
木の実ナナとは再び会えるのか?

ううう、血がたぎる90分。もう十分おもしろい!
昔の石井輝男の娯楽アクション最高だな!
さっこ

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