ぼぶ

スコアのぼぶのレビュー・感想・評価

スコア(2001年製作の映画)
3.9
そろそろ初老を迎える一匹狼の凄腕金庫破りが、足を洗えるくらいの大金のでもスーパー難しいヤマを持ちかけられる。
でもそれにはパートナーがいて、ちょっと気に食わない感じの奴。
とはいえ持ちかけてきた昔馴染みの仲介屋は、実はマフィアに大金借りてて困窮し怯えてるし、自分も足洗ってカタギとして彼女と幸せに暮らすためには乗るか…果たして国宝級の笏はパクれるのか!
そんなお話。

己のルールを曲げるか葛藤する様も、仕事をする様も、彼女との接し方や振る舞いも、仲間に対する思いやりも、何枚も上手なとこも、やっぱりデニーロは相変わらずカッコ良い。
エドワードの演技分けは、『真実の行方』で素晴らしいのを知っていたので、今作でもまた既視感はあるものの、もしかしたら…の展開に納得。

そう、納得なくらい、途中からストーリーの筋は読める、、、けど、カッコ良いデニーロ見たいから全然良い。
地味に事前に下のマンホール映していたりするしね!

個人的には、ふとカナダのジャズクラブだけど、タイコはPearlなんだな…セイビアンがカナダだからかな…レフティーってカッコ良いよなぁなんて思ったり。

少し切ないのが、ダニーじいさん。
きっとずーっと優しかったろうし、寸分も疑うことはなかったろうし、最後に周囲に何をどう伝えたら良いのかわからなそうなシーンは、本当に気の毒だった。警察や警備の人とかから怒られないと良いな。

コロナで色々苦しいけれど、
25年かけてでも良いから、叶えたいこと、ゆっくり達成していこうって思えた、そんな一作。
さんきゅー、デニーロパイセン。
ぼぶ

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