うめまつ

泥棒成金のうめまつのレビュー・感想・評価

泥棒成金(1954年製作の映画)
3.6
昔は名うての泥棒猫だったケイリーグラントが、今は足を洗った善良ナイスガイみたいな設定が上手く飲み込めない。確かにハンサムかもしらんが顔が日に焼け過ぎてて不安になるし(黒猫に寄せてるなら許す)、見知らぬ女性の胸元にわざとチップを滑り込ませ、それをジョークにするのは如何なものか。あと細かいピッチのボーダーは画面がチカチカするから着ちゃダメだよって教えてあげたい。

月明かりに浮かぶ屋根模様、断崖絶壁のカーチェイス、心を盗む泥棒。カリオストロフレーバーがちらほら。息切れしそうなほど気の利いた会話の応酬と、エメラルドグリーンの夜が素敵。水色のドレスを纏うグレースケリーはシンデレラの如き美しさ。私はイミテーションじゃないなんて言ってみたいものだな。目玉焼きで煙草を消すクレイジーママが好き。