泥棒成金の作品情報・感想・評価

「泥棒成金」に投稿された感想・評価

yayuyo

yayuyoの感想・評価

3.0
久しぶりにヒッチコック作品を鑑賞。

かつて「キャット」の異名で知られた宝石泥棒が、突如現れたニセモノを捕まえるべく奮闘する。
他作品に比べるとサスペンス度は低めで、どちらかというとケイリー・グラントとグレース・ケリー2人の恋模様を中心に進むので、
ヒッチコック作品のハラハラドキドキを味わいたい場合には少し物足りないかな?

本当にグレース・ケリーは品があって美しいです!
車を猛スピードでかっ飛ばすシーンも彼女は不思議と優雅なんですよね〜。
ビーチに行く時のモノトーンの服と帽子
ドライブ中のピンクのプリーツスカート
仮装パーティーのゴールドドレス
どれも華やかでお洒落♡

また、舞台となっている南仏の風景も見どころ。

特典として収録されているヒッチコックの孫娘のインタビューや
衣装係の方についてのドキュメントも面白いので、合わせて見るのがおすすめ。
1954年作品。ブルーレイにて観賞。原題は"To Catch A Thief"(泥棒を捕まえるには・・・)

ロマンチックコメディとサスペンスが合体したような観光映画で、南仏(リヴィエラ、カンヌ、モナコ)でロケ。風景のショットは、ほんとに絵葉書みたい。(撮影のロバート・バークスは、この映画でアカデミー撮影賞を受賞。)この手の映画は、スパイ映画も含めると60年代をピークに現在でもつくられ続けており、この映画は、カラー映画としては、元祖と言ってもいいかもしれない。

ヒッチコックとしては、比較的不人気作で、本人の評価も低い。が、個人的には、結構好きな作品で、テレビ放映含めて数回観ているが、HD化された美麗な映像は今回が初めて。以下箇条書き。

①ケーリーグラント(多分50代)と、グレースケリー(多分20代後半)が、くっつくのは今では考えられないシチュエーションだが、ヒッチ映画以外でも結構ある。最近の映画だと、ベテラン俳優と若い女優を親子とかのシチュエーションにして逃げるパターンが多いような気がする。

②カーチェイスは、空撮、固定ショット、スタジオでのスクリーンプロセスの組み合わせだが、結構スリリングである。この映画ではケリーがスピード狂という設定で、山道をスゲエ勢いでぶっとばしていき、グラントがビビるという描写が楽しい。不謹慎ながら、ロケ地の付近で1982年に彼女は交通事故で還らぬ人となった。

③ケリーの母親役のジェシー・ロイス・ランディスは「北北西に進路を取れ」でグラントの母親役を演じた。

④この頃の映画は、ロケの外観とスタジオの室内(外観もセットの事も多い)を編集で繋ぎ、平気な顔でシーンを作っている。最近の映画にかけているのは、こういういい加減さかもしれない。

⑤フランス人も平気で英語をしゃべる。忘れたころにフランス語もしゃべるので、あ、フランス人なんだって気づく。要するに適当です。

⑥シーンが変わるたびにドレスや水着を、着替えるケリー。完璧です。

⑦クローズアップが少ない。会話シーンでは、あまりカットを割らず、ヴィスタヴィジョンの画面に二人を配置し、しゃべらせておく。
この映画のゆる~い雰囲気は、そこから来るのかも。

⑧ケーリー・グラント日焼けしすぎ。

⑨ランチバスケットを出しながら、「胸(肉)と脚(肉)どっち?」

⑩グラント宅のメイドおばさんの体型
かわぐ

かわぐの感想・評価

3.0
かつて「猫」と呼ばれた宝石専門大泥棒ジョン・ロビー.彼は泥棒を引退し仮釈放の身でありながらも高台に豪邸を建てて悠々自適な生活を送っていた.そんなさなか,巷では「猫」の手口とそっくりな盗難が続祝する.ロビーは警察に嫌疑をかけられ追われている中,自分になりすました真犯人を探しを始める.
ケーリー・グラント,グレイス・ケリーから往年の銀幕スター感が溢れ出ている.綺麗な景色が印象的.ただ漠然と期待していたヒッチコック感は薄かったかなという印象.
MiYA

MiYAの感想・評価

3.5
BSプレミアムにて。泥棒が自分の手口を真似した模倣犯を探すという設定がユニークで、意外な犯人が明らかになるプロットもなかなかよくできている。ただ、どうにも無駄な部分が多い気がします。本作の魅力がグレース・ケリーの美しさに負うところが大きいのは確かですが、実は彼女の存在は映画のプロットとはほぼ無関係なのですね(結果的に)。そこが残念と言えます。
ぺ

ぺの感想・評価

3.2
撮影が美しい。特に風景や衣装が物凄い綺麗なカラーで撮られていてアカデミー賞受賞も納得。

反対にストーリーはヒッチコックの割には緊迫感も緊張感もほとんど無くゆったりしてるので少し退屈だった。ミステリー色も弱め。
グレイスケリーが見目麗しすぎ

話も綺麗にまとまっててわかりやすくておもしろかった!
グレイスケリーが車ぶっ飛ばすシーンがみんな可愛くて好き
ヒッチコックに中でもミステリー色が薄い作品。ストーリー自体はミステリーだが、それ以上にケイリー・グラントの軽妙な会話が魅力的。ただ、そこ集中しすぎていて肝心のミステリーがなかなか進行しないのが気になった。この監督の作品にしては緊迫感が薄く、無駄にスローペースに感じてしまった。

ケイリー・グラントが自分が宝石泥棒として疑われているから、真犯人を見つけて疑惑を晴らそうというのが大筋である。彼のやること全てが裏目にでて、逆に疑われることになっていく。そういうもどかしさがある中での会話の連続は楽しいのだが、前半はその軽妙な会話やグレイス・ケリーの美しさをみせるのに時間をかけすぎている気がする。後半になるにつれて、それまでユーモラスだったケイリー・グラントが徐々に怖くなるのはとても良かったが。

あとグレイス・ケリーはめちゃくちゃ綺麗なんだが、正直結構うざめのキャラなのだ。ケイリー・グラントが泥棒だということを知って誘惑したのに、自分の母親の宝石が盗まれたと思うと急に態度を一変させて「泥棒よ!」と罵り始める。その後勘違いと分かって謝りに来たと思ったら「あなたを愛してる」などと言い始める。勝手すぎやしないか?これは脚本家が女の人を舐めているとしか思えない。

ヒッチコックの作品の中では珍しく、"役者をみる映画"という印象が強い。ケイリー・グラントの軽妙ながらスマートな会話、そしてグレイス・ケリーの圧倒的な美しさをみる映画なのだ。前者はすごく楽しめたが、僕は後者はストーリーの邪魔なような気がしてしまった。『裏窓』のように彼女の美しさがストーリーに生かされているわけでもないので余計にだ。ヒッチコックの作品の中でも評価が高いが、個人的にはそうでもなかったかな〜
@銀座あたり
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