優しいアロエ

非情の罠の優しいアロエのレビュー・感想・評価

非情の罠(1955年製作の映画)
3.7
 ギャングに自由を奪われた女性をボクサーが解放してやるお話。

 スタンリー・キューブリックの後の傑作群は、どれも人物への共感をさせぬ達観と神話性を感じさせるが、本作はロマンスにサスペンス、アクションと、通俗的な面白さを堪能できる。哀愁を誘う音楽もいい。

 ラストのチャンバラの滑稽さは、黒澤明の『羅生門』を彷彿とさせた。
優しいアロエ

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