HidekiIshimoto

私の20世紀のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
5.0
去年の米代表作らしきマ…と日代表作らしき浅…で年明けてみたんだけど、この映画黎明期を描く激美作また観たらマ…は只のアトラクション、浅…はちょっと朝ドラにしか思えずで、誠に遺憾ながら本年映画初めはこれということでごめん。去年観た同監督の『心と体と』はまだ夏なのにマイベスト認定だったけど、これはまだ新年5日目なのにもう今年マイベスト認定したい衝動に駆られてる。とベタ褒めだけど、劇場で観た時は電球しか覚えてない俺の脳も解せない。実際一回じゃ解りづらい造りと物語なんだけど、何でもかんでも説明する朝ドラの対極のような映画言語、映画魔術に満ち満ちてて恍惚だった。"8 1/2に匹敵のモノクロ美"とか評されてるけど、8 1/2狂の俺からしても相違ない。あれ以上かも。ラストはほんとに映画魔術。こんなのがデビュー作の女流監督。