にこ

秋刀魚の味のにこのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.2
小津映画初めて見ました。まさかそれが遺作とは………苦笑
どうやらBSで小津映画をやっているようで、母が観ていたのを私も参加してあーだこーだいいながら見ました。

妻に先立たれ長女と次男と一緒に暮らす父。
身の回りのことをしっかり者の長女路子がお世話してくれている。長男は嫁をもらい家を出てしっかりやってくれている。
妻は亡くなったが今の生活でなにも不満もないし、まだ路子を嫁にやるつもりもなかった父周平。
だがヒョータンこと恩師の先生を招いてのクラス会での飲みの席で、ヒョータンの娘の話しになり、自分の世話をさせてしまった娘は婚期を逃し、甘えすぎたと後悔していた話しを聞いて、
周平は路子を嫁に出すことを決める。
いざ嫁にいってしまった夜、周平はどこ知れぬ寂しさを感じ、路子のいない家にたたずむ周平の姿は世の娘を持つお父さんたちは共感して胸打たれるのではないだろうか。

東京物語も感じたけれど、小津監督の映画って、現代にも通じる普遍的なテーマがあるな、と感じる。
それ故に、今見ても色褪せず面白い。
ちょっとこの時代の役者さんの演技はクセというか、セリフ回しが独特で棒読み感があって違和感がありますが、父役の笠智衆さんはすごく味があって良かったです。

長男役は中井貴一のお父さんだね。
めっちゃ似てるからすぐわかった笑