エリオット

秋刀魚の味のエリオットのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.5
正月になるとなぜだか古い邦画が見たくなるが、いざ見てみると成瀬や溝口はもちろん小津映画でもそんなに気楽に見られるわけではない

これはさすがに明るく軽妙なタッチの喜劇なのでお休み気分で見ようと思っていても、内容的に戦争の影が色濃く出ていたりするし、東野英治郎や杉村春子の演技には見入ってしまうし、画面中の赤や黄色のイメージがすごい鮮やかだし…やっぱり集中してみないといけなくなる

笠智衆の娘として今回嫁に行くのは岩下志摩
失恋したときの気持ちを巻き尺をまく仕草で表現する際には監督からのOKが出なくて100回以上テストしたとのこと
原節子とはまた違った、凛々しい美しさといった魅力があった