つぐみ

アジョシのつぐみのレビュー・感想・評価

アジョシ(2010年製作の映画)
4.5
年末から引きずっていた「アジョシ見返したい欲」が爆発しかけてたらアマプラのレンタルにあった、なんと灯台下暗し。ウォンビンーーーー俺だーーーー!!!

いやあ改めて、ウォンビン美男すぎわろたでした。あと孤狼への影響力がすごい、白石さんも桃李くんも意識したと認めてたけど、「まんまアジョシやん」って言われなくもないね、まあどちらも最高だから私的にはノープロブレムですが!

私が初めて韓国行ったのは2005年なんだけど、ツアーのガイドさんが街中にあるウォンビンのポスターを指して「私の彼氏」みたいなおばさんギャグをぶちかましてた、あの頃は四天王って言われてた時代だったなあ。

俳優の身体能力とかゴア描写は2022年の韓国作品の方が断然アガってると思うし(これも十分すごいけど)撮影や編集技術にしても韓国がこの10年で獲得したものは計り知れない、やっぱ今見るとカメラの手ブレとか結構気になるもんな〜。

私が1人で見てたら隣にいた夫もチラ見し出して結構気に入った様子だったようなんだけど、これ何年の作品なの?と聞かれたから2010年だよと答えたら「その当時からこんないい作品を作ってたから、日本と差がついたわけね…日本がインシテミルとかやってた頃に…」って擦ってて、いやインシテミルと比べなくてもいいんちゃうと思いましたが😂
よく韓国の映画界はアグレッシブで意識が高いのに対して日本映画はこんなにダメ!みたいな出羽守の意見を聞くけど、そりゃある意味で正解なんだけど、私はいい日本映画もたくさん見てるから全然それは思わないんだよな、韓国映画だって箸にも棒にもかからないやつあるよね??作品の総数が多いってそういうことだもん。

見直して気づくのはアジョシ覚醒(=短髪になるシーン)まで結構かかるんだね。上半身裸のサービスショットで夫がまた「すごい体!!やっぱり韓国はすごい!!」と目をキラキラさせてて単純すぎ😂
今までパラサイトくらいしか見たことないみたいだから「韓国映画って面白い!!」って屈託なく感動してて、妻は役満だよ😹


孤独な2人が情愛抜きに寄り添うストーリーがとにかく大好きなので今見ても痺れます。アジョシもソミも口数少ないのに、あの淋しい、悲しい目が全てを物語っててあまりにも切ない。
そして臓器密売についてさらに謎が深まったのでまた韓国ノワールをdigる旅に出ます…
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