韓国映画の思い切りの良さを感じるアクション映画。近所のおじさんことウォンビンが近所の子どもを助けるための大復讐劇が巻き起こっていく。
それにしても、近所のおじさんがあれはかっこよすぎでしょ。正直韓流ブームが来て、ウォンビンの名前くらいはさすがに知ってたけど韓国の俳優ってくくりでイマイチ誰が誰かはピンと来てなくて、今作も「どれがウォンビンだ？」と思って鑑賞していると、「こいつだー」と一目でわかった。前髪やたら長いけど男の色気みたいなのをプンプンに出してるからさすがにわかる。確かにこれは虜にされますわ。
そんでもって『96時間』ばりのアクションで敵を圧倒していくウォンビンさん。秘密裏の軍にいたっていう設定は強さにしか反映されてなくてややもったいないけど、それにしてもイケメンで強かったら無敵でしょ。
演出とかも結構面白い。戦闘シーンのカメラのブレは些か気にはなるが、カット割りで迫力はあるし、防弾ガラスの演出なんかはかなりクールだった。
ただしかし、ラストがとにかく残念。なぜハッピーエンドなんだ。もっと辛くて憂鬱な気分にさせるような、本作ならではの色をもっと出していったらよかったのに。これではその辺の映画と差別化ができないじゃないか。
