てくのすけ

アジョシのてくのすけのレビュー・感想・評価

アジョシ(2010年製作の映画)
4.5
心を閉ざした男が自分を慕ってくれた子を救うためたった一人で臓器売買組織に立ち向かう。「実は強かった人が孤独に戦う」話は好きです。トイレの攻防や限定空間での一対多の戦いには映像的工夫があって、激しい銃撃からサクサク斬りつけるナイフ格闘まで多様。アクションは思ってたより少な目だけど闇の騎士って感じがとても良いです。

主演ウォンビンのビジュアルが2種類見れるのもお得だし、あの最強の敵が少し涙を浮かべるのとかスゴくイイ。あと兄貴がヌケサクかと思いきや弟よりとんでもないゲス野郎なのは意外。あとあのババアな!あれが一番ムカつくな。ネイルアートが語る悲劇が心を締め付けるだけに、ラストにアジョシの指に残るスマイルには泣けます。
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