アジョシのコウのレビュー・感想・評価

二枚目俳優が円熟期に入る前に行うべきダンディズム確立のお手本のような作品であったと思います。

感情移入しやすい勧善懲悪なストーリー、主人公はブラックスーツに脱げば鍛え上げられた肉体、俳優として新境地となるにふさわしいハードな格闘シーンなど、とにかく主人公の完璧な容姿と物語にあまりにも隙がないものだから、観ているほうはただただ驚嘆するほかない…。

そのウォン・ビンはしかしこの作品以降長らく目立った活動をしていない。

世界中のウォン・ビンのファンが、一日も早い彼のスクリーン復帰を待っている。