「守護教師」でみなさんが「あぁ大きくなっちゃったー!」って言っていたのはこれでしたか!!
キム・セロン!
今作主人公テシク(ウォンビン)をアジョシ(おじさん)と呼ぶ女の子の役でございます。
設定的には「レオン」を思い出し、誘拐された少女を救いに行く構図はトニスコ「マイ・ボディガード」。デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング。
でもね、他の韓国作品でも度々言ってますが、そういった指摘をも豪快に跳ね飛ばす潔さとパワーがあるわけです。
現にあの👀の瓶とね、絆創膏貼ってもらってグッときちゃったラム(タナーヨング・ウォンタクーン)が実は・・のところは想像というか既視感というか・・なんだけど泣いちゃうんだなあ。気持ちよく押し切られる感じ。
ひとつは徹底しているところだと思います。
マンソク兄弟がピエール瀧やリリー・フランキーですよね。なんだか文法おかしいですけど、本当に怖いから効き目がある。あの社長もどこまでもいやらしい奴だし、そんな社長があの×××の状態ではっきりとカメラに映されるからヒエーってなる。
でまた表面は狂気と恐怖と暴力と血と臓器売買の現実と・・・なんだけど、底辺には「家族って親子ってなんだ」というテーマがじわーっと流れているから観客は心でつなぎとめられる。
白石和彌監督作品好きなんですけど、彼の面白い作品との共通点はそこですよねー。
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