粉雪

波止場の粉雪のレビュー・感想・評価

波止場(1954年製作の映画)
5.0
もっと乱暴な映画かと思っていたが、全然違った。人間としての成長物語であり、搾取されていた労働者の社会的な映画であり、兄弟の映画であり、ラブストーリーであり、信仰も絡んだ償いの映画でもあり、見事としか言いようのない映画だった。
マーロンブランドはタフなイメージしかなかったが、この映画でみせる傷ついた子供のような繊細な部分にはハートをつかまれてしまった。
エヴァマリーセイントとのシーン、タクシーの中のシーン…。見とれてしまった。
粉雪

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