あきしげ

女と銃と荒野の麺屋のあきしげのレビュー・感想・評価

女と銃と荒野の麺屋(2009年製作の映画)
2.5
コーエン兄弟のデビュー作、
『ブラッド・シンプル』の、
中国版リメイクとなる本作。

チャン・イーモウが監督を務める。
舞台となるのは万里の長城最西部。
そこはマダラ模様の大地が印象的、
中国の西部にある七彩山がロケ地。

本作最大の目玉は七彩山である。
荒野の美しさと青い空に白い雲、
極彩色を使った衣装も印象的で、
まさしくチャン・イーモウ作品。

テーマは“欲”に焦点を当てている。
金に対する欲と愛に対する欲が本題。

荒野の麺屋の主人ワンでニー・ダーホンが演じる。
最初からイヤな感じで登場して髪型だって特徴的。
早々に退場してしまうけど、存在感がありました。

その妻でワンに虐待されるヤン・ニー。
従業員で修行中のリーと不倫している。
ワンに一矢報いる為に銃を購入します。

物語を動かす事になる警察官チャン。
演じているのはスン・ホンレイです。
安月給よりもワンの金庫を狙います。

従業員となるジャオにはチェン・イェ、
同じくチェンにはマオ・マオが演じる。
デビュー作ながらも個性的な脇役です。

いわゆる華流ノワールです。
ブラックユーモアを取り入れ、
独特の雰囲気を漂わせます。

ただ、美しい映像に比べて内容が貧弱。
オリジナルは残念ながら未鑑賞だけど、
印象的なシーンは風景が一番目立って、
どうしてもドラマパートが弱く見える。

チャン・イーモウ監督は武侠映画。
こっちの方が映えると思いました。

RE-162