タカシサトウ

愛のレッスンのタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

愛のレッスン(1954年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 [ライト・コメディー]

なかなか面白かった。

 最初の始まりは、軽過ぎると思ったのだが、話が進んでいくうちに段々事情が分かって来て、巡り巡って、最後には、それで元の鞘に収まるのか,という感じ。

 結婚をあっさり蹴って、親友と結婚する辺りや、酒場での騒ぎが元に戻る切っ掛けになる所は、ちょっと荒っぽいストーリイだが、役者の上手さとノリで引っ張って行くのが、面白いことは面白い。

 ダビッドのグンナール・ビョルンストランドもマリアンヌのエヴァ・ダールベックも上手くて引き込まれる。

 イングマール・ベルイマンには、こんなライトコメディもあるのだと驚かさせる。(2018.8.26)

 ダヴィッドとマリアンヌの夫婦関係というのは、イングマール・ベルイマンの、当時は愛人がいて結婚生活が破綻していた体験を基にしたらしいが、本当にごたごたしていたんだろうな、と思う(2020.1.9)。