えびちゃん

エディット・ピアフ愛の讃歌のえびちゃんのレビュー・感想・評価

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2時間と少し、目が離せなかった。
あちらこちらにたらい回しにされながら育ったエディット。娼館で暮らし、サーカス団の中で育ち、街頭で歌って生計を立てる。
たまたま街頭で歌っているところをスカウトされ、キャバレーで歌い、のちにコンサートホール、世界ツアー、、、。
破天荒でがさつなあまりにも飾らないエディット。実際はかなり小柄で142センチしか身長がなかったそう。特徴的な歩き方、話し方。画面の向こう側にはエディットがいた。
お酒や麻薬だけでなく、モルヒネ漬けにされ、40代にはおばあちゃんになってしまったかのような老け込みかた。16歳から晩年までをマリオン・コティヤールの演技は本当に見事でした。

有名な「愛の讃歌」の生まれた出来事は独り占めできない愛をついに手に入れることができなかったから。
涙もろい私が泣くことはなかったけど、心に刺さったし、素晴らしい作品でした。
ただ、時系列は揃えて欲しかったなぁ。幼少期と晩年はわかりやすいけど20代30代は一瞬考えてしまった。
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