戦争を体験した世代から随分と離れたわたし達は当時のことを想像するしか他なく、言葉や感覚、歴史を知って戦争は繰り返してはいけないと心に刻んでいる。が、このドキュメンタリーでは奥村和一というその人が体験した戦争を疑似体験したような気持ちにさせられた。心は重たくかなりショッキングなことも多い。それでも自分のしてきたことに真っ向から向き合って、一つ一つ解いていく様はもはやカッコいいとすら思った。
自分の中での戦争の解釈がまた一つ更新されたように思う。また、池谷監督の補足解説やその後の話も聞けたことは大きい。
