そういえば今年で黒澤明が生まれて110年も経ったことを思い出し。
黒澤作品の中で一番演劇的で陰鬱としてるってこともあって、ベルイマン作品に近い印象を覚える。
そしてベルイマンの良作同様に構図や演…
この映画は自分の中では音楽映画です。
どん底に暮らす人々の浅ましい内面を残酷なまでに描き出しつつ、そこには落語的な滑稽さが漂っています。
自身の浅ましさや愚かさを直視していなかったり、あるいはそこか…
ゴーリキーの戯曲を日本の江戸時代に置き換え、社会の底辺にいる人が集まって暮らすオンボロ長屋の群像劇。
陽の当たらない湿った長屋で、どん底から這い上がろうとする貧乏な庶民を描いているが、重苦しい空気…
ほんとにずっとそこに住んでたみたいな人しかいなくてあれを作り出した俳優陣の凄さ、ほぼ室内で繰り広げられていく色の濃い人間模様の描き方がとても印象的な作品でした。私的には「役者」役の「ごろーろっぷ」と…
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