さっ

ブルークリスマスのさっのレビュー・感想・評価

ブルークリスマス(1978年製作の映画)
5.0
そこらへんにいる人間を短機関銃で射殺していく作戦は(反乱鎮圧名目とはいえ)野蛮すぎないか……好きだけど

至高のジェノサイド映画。迫害は国家・権力によってのみ惹き起こされた訳ではない。木所は夕子に恐れをなして逃げ出してしまった。南は巨大な謀略を前に傍観者になるしかなかった。沖も結局、冴子を守って体制に抵抗することはできなかった……そして破局が訪れる。雪上で混ざり合う青い血と赤い血!いい画だ(欲を言えば赤い血をもうちょいリアルにしてほしかったけど)

カメラワークもカット割りもキレキレ。スタンダードサイズとか手持ちカメラの多様(フィックスでも手持ち)はそれまでの喜八映画ではあまりなかった気がする。独特。好き

田中邦衛が良すぎる。天本英世と岸田森が並んでるとそれだけで可笑しい

現代社会を描いた映画としても評価できるのでは?

沖と原田の会話シーンが最高
さっ

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