冒頭からボンネット型バスが続々登場。まずは新宿西口行きと聖蹟桜ヶ丘行きの京王帝都バスがすれ違う商店街。扇屋(ジャスコ)が確認できるので三鷹あたりだろうか?
川口浩と小野道子が別れる「平大裏」バス停で…
大量の黒い傘、圧迫感のあるバス、壁一面の時計など、面白い場面が多い。期待したのは軽い恋愛物だったけど風刺物だったとは。劇中の川口浩みたいな思考の方、2020年でも身近な人で思い当たる…。笠智衆と杉村…
>>続きを読む当時の社会を誇張して描く事でディストピア的な世界観に落とし込んだ作品なんだろうけど、割と現実になっていて笑ってしまう。杉村春子がちょっと狂ってるし、笠智衆が発狂して精神病院にぶち込まれたり小津映画の…
>>続きを読む監督市川崑、主演川口浩によるブラックコメディ、モノクロ作品
【あらすじ】
一流の大学を卒業し一流の会社に就職が決まった川口浩、そんな彼には世にも奇妙な現実社会が待ち受けているのでした、、、
【感…
なべ底不況の真っ最中の物語。なかなか過酷な状況だったことが分かる。でもぜんぜん面白くない。早口で機械的な台詞回しがつまらないし、前衛っぽい演出が一々面倒臭い。不況による就職難などの一時的な現象と、貧…
>>続きを読む強烈な社会風刺、社会を風刺する気概が無くなった現代社会においては最早笑いにもならない。
学歴社会のレールの先にあるものとは。競争、画一的、安定、そして格差、当時からその歪みに警鐘を鳴らす人々はいたの…
名門大卒の主人公の社会進出を通して描かれる社会風刺作品。
「サラリーマン生活の悲哀」・「管理社会の息苦しさ」・「レールから外れた者の生き辛さ」といった、現代でもバリバリ一線級で通用するテーマが取り…
笑えるけど笑えないテンポのよい社会風刺劇映画。
良い大学を出ても薄給しか稼げず仕事も1日の量が決まった単純作業で結婚も出来ずというむなしいサラリーマンを、アイドル女優野添ひとみを奥さんにもつ人気俳優…
通勤電車のみならず工場もデパートも精神病院も職安も卒業式も満員。無機質な独身寮の描写や理不尽な仕事内容など『未来世紀ブラジル』を彷彿とさせる(気のせい)。ノスタルジーを寄せつけない近未来デストピア感…
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