Hero

ペパーミント・キャンディーのHeroのレビュー・感想・評価

4.3
1999年、キム・ヨンホというある男が自殺するシーンから映画が始まる。ここから20年に渡ってヨンホの人生を逆再生していき、彼が自殺した経緯を紐解いていく。逆再生していくので始めはヨンホの行動や言動が理解できず、?な部分が多すぎて若干イラつく。遡るにつれて?が!に変わり、イラつきが感動へ。
観終わった後、構成に感動した。結末から遡ることによって観客のなぜ?という感情を煽り、より映画に集中させる効果があると思う。まぁ、時系列いじるって単純にかっこいい笑。
場面転換のときに出てくる線路と列車。よく見ると周りの車や人などが、過去を遡るストーリー構成とリンクするようにすべて逆に動いてる。細かいところを詰めてる素晴らしい演出。
でも、一番の見所はソル・ギョングの演技。心の優しい好青年のヨンホから、自らを見失い完全にやばいヨンホまで、20年間のヨンホを見事に演じきっていた。
ただ、イ・チャンドン作品は容赦なさすぎて疲れる。