のっち

ペパーミント・キャンディーののっちのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ペパーミントキャンディみたいな人生

電車を目の前にして線路に立つ男の生涯を、7エピソードを電車の逆再生とともに遡っていく。

なんでこの人は死ぬんだろう?と考えながら見てると、だんだん辛くなってくる。ボタンのかけ違いで死にたさが積もっていくような映画。

なんであのとき大事な人のもとに行かなかったんだよ!と言いたくなるけど、気持ちはよくわかる。罪悪感とか自分は相手に相応しくないと考えてしまったんだろうな。祈りと懺悔がはじめは心地よくて、だんだん苦しみになって、女に逃げて死ぬしかなくなってたのかな。

韓国映画はクズも人としてちゃんととってるから好きだ。人の多面性が映されるほどリアルな物語になる。


以下覚書

1999年ピクニック
1999年カメラと線路下の家
1994年人生は美しい浮気現場
(人生は美しいだろ、ええ)
1987年告白と逮捕現場
1984年祈りと別れの電車
(我らの過ちを許したまえ)
1980年面会と女子高生
(ペパーミントキャンディ)
1979年ピクニック
(カメラで名もない花を撮りたい)
のっち

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