「ペパーミント・キャンディー」に投稿された感想・評価

冒頭のピクニックの場面で提示される不穏な空気が堪らない。その他にもロングショットや長回しを駆使した映像が、トリッキーな脚本と絡み合ってなかなかの力作を作り出していると思う。個人的には北野武『その男、凶暴につき』のような作品を想起しながら観てしまった。こちらももう一度観ないと分からないことなのだけれど、撮り方のぎこちなさや暴力の陰惨さ(尋問で水中に顔を押しつける場面の見事さ!)にその残響を聴いてしまったのだ。これはこの時代の映画特有のざらついた雰囲気の映像もあってのことかもしれないが……カラオケや音楽が暴力的に流れる場面は後の『シークレット・サンシャイン』にも活かされているのだなと思うと面白く感じられた。あとは「水」だろう。振り続ける雨、主人公が飛び込む川、そして先ほどの尋問で使われる「水」……頻出するその要素が一体なにを意味しているのかまでは分からなかった。残念。

このレビューはネタバレを含みます

ある男の過去を遡る話なんですが、つらいなぁ…
ああいう結果になってしまうのは、ある意味純粋なんだよなぁ…

ラストシーンには幸せな未来を想像していたのかなぁと思うとより苦しくって。
鑑賞後、キャンプで唄ってた歌が耳から離れなくなりました。

あまりアジア映画は観ていないのですが、人の見た目や風景が似ているからかすごく感情移入してしまいます…

観ていて心がずっとザワザワしてしまって、内容をちゃんと把握できてないので、もう一度しっかり観たいと思います!!
これぞ映画。恋に仕事に兵役に我が我を失ってく様が見事。気が付けばこんなとこまで来ちゃった感がヤバい。人生の折り返しに来た時、我が我をどう思うかを映画にしちゃいました。
ミント味の歯磨き粉で
昔のことを考えてたら
思い出した映画

口数がそんなに多くない
男の過去へ過去へ
遡り
点と点が星座のように
繋がって
段々とわかる映画

普通3パーセントくらい
どんなに暗い映画でも
希望風味があるけれど
一切ないスーパードライ

人生上々で
お腹も眠りも満たされてる
ときにしか
見れないけれど

ふと思い出してしまう
あの時あんなこと
言わなければ良かったって
思ったときに
大学の講義で見た。
1回だけなのに強烈で忘れられない。
秀作だと思う。
ただ見るもの全てを陰鬱な気持ちにさせるから、元気な時にしか見られない。
初見。グッと疲れた。。

1999年の男の絶望。叫び。周囲の空気を悪くする傲慢で攻撃的な振舞い。全く共感出来ず、感情移入出来ないまま男は線路に立つ。。。

逆回しの列車からの映像を区切りに時代を遡る。時間軸を逆にしたリバースムービーです。
何故男は絶望してるのか。。

時代を遡りながら伏線が回収されていきますが、観ている自分の心はどんどん鬱の底に落ちていく。

あの時こうしていれば、あの頃が一番幸せだった。。40年生きてきている自分ももちろんそう思うさ。特に男なんて上書き出来ないからね、記憶をさ。

凄い作品だし傑作だと思いますが、好きにはなれない。過去にしがみ付いてしまうけど、それでも未来にある幸せを信じていたい。
ひとつも無駄なしだった…
各時代ごと時間を遡り「なぜそうなったか?」丁寧に紐付けて行く、合間に入る逆回しの電車のシーンがストーリー全体をけん引して作品の方向性を記しているのも面白い。
ファーストシーンとラストシーンの紐付け方もとても素晴らしかった。
>|