akane

腑抜けども、悲しみの愛を見せろのakaneのレビュー・感想・評価

5.0
再鑑賞。

「キレる子供」に対して腫れ物を触るように接した結果さらに調子に乗って手がつけられなくなってしまった家族の話。

山間の片田舎でお姉ちゃんのあの美貌はむしろ酷。
田舎で悪目立ちすることは死を意味する。
少しでも可愛げがあれば、汚れを知らない新鮮ピュア娘としてデビューして地元の大スターになっていたかもしれないけれど。
話題に事欠かない家族で、近所のおばさま方もさぞかし盛り上がったろう。

闇のない人が出てこない、このダークさが私は大好き。自分が巻き込まれるのはご勘弁。

学生の頃の自分の鑑賞メモに「みんな他人事だからこれを観て笑えるんだ」って書いてあったけど、うちにこんな破天荒な家族居ないし、どうしたんだろう私は。笑
昔見た作品でも、大人になってから観ると全く違う印象を抱くこともあるのだとよく分かった。

以前までは、昔見た作品にまたレンタル代を払うのは躊躇していたけれど、Netflixや TSUTAYAの定額レンタルなどの定額サービスのおかげで、気軽に再鑑賞できるようになったことがとても嬉しい。


2018年59本目
akane

akane