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ソイレント・グリーンのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)
4.0
【4年後の世界、、、】
先日、ワールドカップや豪雨のドサクサに紛れて、水道法が改正。水道民営化が決まりました。結局、法案成立は見送られ白紙に戻ったのだが、真面目に日本が『怒りのデス・ロード』の世界になりかけました。

さて、なんでこんな話をしたかというと、2022年の世界を描いた『ソイレント・グリーン』に日本の未来が垣間見えたからです。

水道、空気が汚染され、食料が配給制になった世界で、殺人事件の真相解明を目指し警部が暗躍するという話。

貧富の差が極端に広がる、道路は整備されず、国は謎の食料《ソイレント・グリーン》を製造している。野菜や肉などはまともに作らず。

インドの黄砂、中国のPM2.5を凌駕する毒々しい緑ガス漂う世界と廃虚のコントラスト、確かにSFな造形だが、オリンピック後、特需が弾け、衰退していったら日本はこんな世界になってしまうのではと背筋が凍った。やはり、水道は民間にも、ましてや外国にも渡してはいけない。インフラはしっかり国が管理してほしいと感じた。
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