ほとんどレビューをしていませんが、チャールトン・ヘストン出演作で今まで観てきたのは、
①『トゥルー・ライズ』
②『ボーリング・フォー・コロンバイン』
③『ベン・ハー』
④『猿の惑星(1作目)』
と観てきて今作が5作目です。
①『トゥルー・ライズ』は映画自体は好きですけど、あんまり彼の役柄の印象がありません。
②『ボーリング・フォー・コロンバイン』は、言わずと知れたマイケル・ムーアがアメリカの銃社会を批判したドキュメンタリー映画です。🎳
彼は全米ライフル協会の会長として、あの映画の中では悪役として出ています。🔫
自分がちゃんと彼の存在を知ったのは、これが初めてです。
もちろん銃社会は問題ですけど、あの映画はマイケル・ムーアの取材にも問題があると思います。
この作品に関しては、色々なことを考えてしまいます。
『アイアンマン』のレビューを少し前にしましたけど、あの映画の主人公:兵器会社の社長トニー・スタークと、ある意味では表裏一体のキャラクターとも思えなくもないです。🤔
③そして、『ベン・ハー』はかなり好きです。😄
映画をある程度観る人にとっては、「『タイタニック』が好きだ」って言うのと同じくらい、ベタな名作すぎて声高に叫ぶと逆に馬鹿っぽく聞こえるかもしれませんが、でも面白かったです。
「あの時代にこんな作品をよく作れたな📠」って驚きもあります。
④『猿の惑星(1作目)』🐒
これは、観る前から「そうか、○○は○○だったのか❗️」ってオチを知った状態で観たため、自分はあまり面白くありませんでした。😥
この『猿の惑星』を観た時の感想と、今作『ソイレント・グリーン』を見た時の感想がほとんど一緒です。
「そうか、○○は○○だったのか❗️」ってオチも、何も知らない状態で、観てみたかったです。
ちなみに名作と言われている『十戒』も、あの海のシーンを知っているので、おそらく自分が観てもつまらないと思います。🌊
🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃🥃
(演出で良かったところ)
チャールトン・ヘストンの話ばかりしましたが、今作の内容について振り返ってよくよく考えてみたら、演出の面で好きな部分はいくつかありました。
①冒頭の、写真を何枚も連続させてみせる台詞のない舞台説明
②いかにも有害な空気の、緑色のモヤがかかった画面
③エドワード・G・ロビンソン演じるソルさんが大画面で観るあの美しい大自然の映像。🏞
個々の映像自体はよく見るありふれたものなんですが、あの映画の舞台で観ると感動すると思います。😭
④なにより、エキストラの人達の数の多さがすごいです。
足の踏み場もないくらい人がギュウギュウ詰めになって寝ているシーンや、暴動の制圧シーンとかはリアリティがあるかは別として、迫力があります。
🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿🚿
でも、近未来SFモノでこんな重箱の隅をつつくようなツッコミをいれてもしょうがないんでしょうが、あの人口爆発した世界はかなり設定に無理があると思いました。😰
劇中で描かれる一部の富裕層にしたって、あんなに部屋が妙に綺麗なのもおかしいですし、人口爆発するなら、その過程でもっと病院が出来るはずです。🏥
少なくとも、昼間であんなに人が町中に溢れているのはおかしいです。
それに、主人公が警察なのにコソ泥ですし、簡単に性交渉するのも感情移入しづらかったです。
この映画の話自体は、藤子不二雄さんのゾッとする短編SF漫画にありそうな話です。🤔
30分で済むような内容の話を90分ぐらいの時間をかけてしているような気がしました。
自分がこの映画の前に観たのが、陽気な料理人の映画『シェフ〜三ツ星フードトラックはじめました』であることを考えると、今作とはかなりの落差がありました。⤵️
この映画の舞台は2022年のニューヨークですが、自分たちのいる現実世界では今作ほど破滅したディストピア社会にはならずに済みそうです…。😄
そう願います。🙏