ツーラン

セントアンナの奇跡のツーランのネタバレレビュー・内容・結末

セントアンナの奇跡(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンが今ひとつ迫力に欠けていて、今ひとつ盛り上がらなかったですが。
ナイフで首を刺したりと息のつまるような描写もありました。

後半にあるセントアンナの虐殺も。この映画で、はじめて知りました。
虐殺シーンも目を背けたくなりました。

アメリカのために戦っている黒人たちが、アメリカでは差別を受けていて。
イタリアでは、黒人差別を受けずにのびのびとやっていけているという黒人たちのジレンマのようなものは描けていたと思います。

途中で拾った子どもと兵隊とのやりとりが、不十分な気がして。クライマックスのアクションの奇跡には、感動は薄かったです。

パルチザンの人たちとアメリカ軍との緊張感が伝わってきた最初は良かったのですが。
後半から、仲がいいのか悪いのか。描き方がカットされていて、どのような人間関係かわかんなかったです。
その割りに、ダラダラと台詞のやりとりが続いて。長さを感じてしまいました。

ただ、善人も悪人も。どちらの立場にもいる描かれ方をしていて。とても良かったと思います。
最後のナチスの将校が、主人公にルガーを渡すところは。オープニングにつながって、感慨深いものがありました。
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