なおさん

白い肌の異常な夜のなおさんのレビュー・感想・評価

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)
3.8
「縦と横社会」

南北戦争の中、負傷した兵士が女学園内で看病を受ける事から始まるストーリーですが、30年以上前にTV放送で観た時よりも更に恐怖を感じたのも良かったと思う作品でした。

どこかエロチスズム漂う邦題も私的には好きなのですが、
戦争という秩序の無い世界の中、一人の男が入込む事で保っていた女性間での秩序の歯車が徐々に狂っていくのですが、男の性によって生まれる情での愚かさ、また女の性によって生まれる情での独占欲や妬み恨みそして連帯感と、男女の根底にある愛増の違いを描いた本作のサスペンス・スリラーは怖くも面白く思います。
また、女性達の心情をフラッシュ・バックや心の声(アフレコ)として見せる描写は印象的で効果的とも思いました!。

『ダーティハリー』や『アルカトラズからの脱出』以前の、ドン・シーゲル監督またクリント・イーストウッドさんコンビ作品ですが、異色と言われもカルト作品としても有名な様ですが、当時のゴシップを彷彿させての「あのラスト」は、ある意味とても貴重に思う作品でした。