serina

カケラのserinaのネタバレレビュー・内容・結末

カケラ(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

初、安藤モモ子さん!文学寄りな映画

何度か巻き戻してセリフ聞き直したくなるようなメタファー炸裂で面白かったなあ。「◯◯◯◯ついてりゃ偉いのかーバアアアアカ」ってそのタイミングでセリフとして出てくるんだね、レズと付き合ってた俺キモいっていう男に対しては、シビれるね、

満島ひかりさん、こんなに顔が綺麗なのに、なんでここまで幸薄くなれるの、なんでここまでダサくなれるの、途中人形ですかってくらい表情なくて、可愛さが消えてモサくしか見えなくなるのすごい、鬼才


終始ジェンダーに対する物凄い執念を感じた
特にここ↓
染色体は46本
生染色体は通常、女はxx、男はxy
つまるところ、あなたはyを持っておられますか
あーお持ちでない
卵子という畑があります、
そこに巻かれる精子というタネにはxとyがあって
その畑とタネの結合、すなわち受精の瞬間
男と女の違いを作り出すとも言える

多くを語らない蓄積させちゃう人間が最後に発狂する、好きな人は、好きなんだろうな、こういう作品
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