麦秋の作品情報・感想・評価

「麦秋」に投稿された感想・評価

小津4Kで観た。

小津監督の女性の描き方が好きだ。

語尾のねぇ〜を強調するシーン
原節子と淡島千景がちゃぶ台の周りを追い回し合うシーン
現代の女子高生の日常アニメに通ずるものがある。

夫婦が空に飛んでいってしまった風船を見上げるシーンが凄かった。

あとは、秋田弁のシーン。あれも良かった。なぜあんなに上手いのか。

家族という関係は残酷にすら感じるけど、それ以上に言葉では表し難い深いものがあると思った。それでも時は流れる。次へ次へ
音楽良い
紀子三部作観なきゃって思って観た!

原節子が光ってた。彼女がスクリーンの中にいるだけで華やかになる。

今回の作品は未婚と既婚の戦いがユーモラスだったなぁ。

今だって未婚でいると少しは言われるのにこの時代はうっとおしかっただろう。でも紀子は自分の気持ちにウソをつかずにいけたからよかった!

家族といえば家族愛を美化しがちだが、やっぱり家族ってめんどくさいものなんだよねー
大家族を中心に、物語がピタッとまとめられてて非常にスマート。家族の中には戦死した兄弟の存在があり、たしかに映画内ではそれほど触れられないものの、その不在の心なさがたまに現れる。康一の収入が家族を支えており、彼の影響力は親をもしのぐほどで、実際に強権的なのだが、そこに仲裁に入れる存在というのが、本来であれば戦死した次男ということになるのだろうか。紀子が謙吉との結婚を選んだのは、そこに潜在的な寂しさを感じていたからかもしれない。
子持ちと結婚てどーなの、というところに対して言葉を濁す家族会議、こういう頼りなさを描くときの小津作品は一級で、さらに子供が食パンを蹴りまくるところも最高、とあって、とても前向きな感がある快作。
ちょうど4K上映をしていたのでいい機会と思い、今更ながら初の小津安二郎作品の鑑賞
部屋や登場人物に正対した画角と、手前の部屋から部屋を挟んで更に奥の部屋を写す手法が、本当にこの家族がいたかのようなリアリティと、完全に一鑑賞者として傍から見ているようなフィクショナルな感覚をうみ、どこにでもいそうで、どこにもいないこの家族の話に妙にマッチしていて面白かった
sk

skの感想・評価

4.5
死んだ息子のことを語った後、母は空を見上げる、鯉のぼりが揺れるショット。家族の解体を悲しみながら夫婦が空を見上げる、風船が高く飛んでいくショット。あとどこかで、うろこ雲のショット。原節子が階段を降りて画面上から姿を消すと、何もない空間に向かってカメラが前進する。これは予想外の動きである。その後も、子供が江ノ島の見える海岸沿いの道を歩くシーン、原節子と三宅邦子が砂浜を並んで歩くシーンにおいて、カメラの移動が散見する。
紀子三部作の中で一番紀子がキャッキャしてるんだけど、その反面内に秘める葛藤が引き立てられているように感じた
笠智衆だけ他二作品と全然違うキャラで面白い
る

るの感想・評価

3.8
そういう展開?という。こういう時代があって、本当にこういう決断をする人がいたのだろう。未婚、既婚のちょっとしたふざけた言い合いがクスッときたけど、リアル…
お、面白い。。
あらゆるショットが美しくて、時が止まっているかのようだけど、その中を原節子だけが自由に動き回っていた。
あと、時代を考えるとすごい金持ち笑

昔よく分からなかったけど、これは今後ハマりそう。
>|