麦秋の作品情報・感想・評価

「麦秋」に投稿された感想・評価

『晩春』で父娘役だった笠と原を兄妹役にするの(良い意味で)きしょい……

シーンやシークエンスの終わりで、人物がフレームアウトした後ほんのわずかにキャメラがトラッキングするのも妙に居心地が悪い(良い意味で)

自分に「大好き」と言わせた祖父から菓子を貰った後に「大嫌いだよ」と言い放って去っていく子どもとか、笑えるけど怖い……

原と女学校時代の友人たちとの怒濤の「ねーねー」が笑える

最後の写真は家族の遺影
マ

マの感想・評価

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同じ飯を食する ハローハウアーユー!
社長

社長の感想・評価

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限られた数の、それもごくゆっくりとした動きの移動ショットに宿る叙情と別離の予感。
視線を上に見つめられる空に存在するものが、鯉のぼり、飛んで行く風船、やがてただ青空が広がるばかりになることに、主題的な一貫性がうかがえるが、そういった人物が不在の画面を、句読点としての審美的なショットとして消化することがどこまで許されているのかはわからない。
Timewalk

Timewalkの感想・評価

4.0
2019.3.19 横浜シネマリン
まえだ

まえだの感想・評価

3.1
出演者といいセットといいカメラの位置といい小津安二郎の映画ってめっちゃ小津安二郎っぽさを感じる。
「ぶつよ、ぶん殴りますよ。」「いやよ!」←ここすき
Nasagi

Nasagiの感想・評価

4.8
大学の美学講義で鑑賞。
上映時間まで含めると軽く6時間以上は解説してもらったので、自分から付け加えることなどあまりないのだけれど。

1つの映画を、これだけの時間をかけてワンシーンずつ解説されながら見るという経験が初めてだったので(しかも先生から矢のように質問が飛んでくるので常に頭はフル回転)、それも含めて最高に楽しかった。ちょっとM気質なのかもしれない。
ただ、実際それぐらいの時間をかけて見ないと、自分には理解できないくらいの鬼脚本。べつに専門的な前提知識がいるとかではなく、あくまで常識にしたがって考えればわかる(ほんまかいな)のだけど、いかんせん説明が少ないわりに情報量がクソ多いため、油断すると一瞬で置いてかれる。劇中のほとんどの時間は仮面をかぶっている主人公紀子から、なんとかして本音を導き出す作業はまじで骨が折れた。

しかし、それだけに最後まで見たときの重みは格別。本当にきれいな映画で、画面上に汚いものやドロドロしたものは一切でてこないけど、そこにはたしかに他人との越えられない溝があって、悲劇がある。「エチケット」は本当に他人を気づかってするものなら良いが、義務として形骸化したとたん、息苦しさと言い訳ばかりを生み出す、体制の道具になってしまう。(ここらへんほぼ受け売り)

個人的には間宮家のお父さんお母さんコンビがすごく好き。心の中ではすごく寂しいのに、老人として自分の立場をわきまえて、現状に満足するよう自分に言い聞かせるお父さんと、
家族に幸せになってほしい、あるいは自分が幸せになりたいという思いを捨てきれないお母さん。
この優しい2人も結局、「善意」を免罪符に紀子に対して大きなプレッシャーを与えてしまうため、悪者ではないにしろ罪深い人たちなのだが。
それでも自分は、空を飛んでいく風船を見てとっさに「どこかで泣いてる子がいるね」と思いやることができるこの2人の優しさは本物だと思うし、だからこそ最後の展開が辛くてしょうがない。

家庭と結びついた幸せ観は今どき古いと言われそうだし実際そうだと思うが、かといってリクルートのCMみたいな自己実現神話で、だれもが幸せになれるわけではないだろう。
映画では、自分の意志と、男社会の価値観との間でもがく紀子は、最後まで幸せになれないし、自分の決断に自信を持とうとしても、それすら否定される。
安易な成長と決断のストーリーを描くのではなく、八方塞がりの登場人物それぞれの孤独を丹念に描くことに徹している。
このように、安易な解決法を提示するのでなく現実を写す鏡としてこの作品を考えるなら、これ以上ない完成度の傑作だと思う。
k

kの感想・評価

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京アニ事件がキツすぎて、ツタヤ行って借りて見た。ツタヤ行列できてた。フィクションがどうしようもなく必要な時があり、それはフィクションの大前提なのかもしれないと思った。
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