吠えるフレディ・マーキュリー
80sクイーンの音楽が蘇る！
時空を超えたバトル・SF・アクション作品。死から見放された眷族、首を落とさなければ、死すことは不可能。最後の１人になるまで戦い続けるのが運命。最後の１人には途方もない宝が与えられると言う。
この作品、過去と現在がカットバックしながら進む。眷族となってしまったコナー・マクラウドの悲しい運命を過去・現在を通じ映し出す。過去は英国ハイランド地方の美しい自然とともに。空撮を活かし、起伏にとんだ高原が美しい。最愛の人との悲しい別れ、師匠となるラミレスとの絆が素晴らしい。対比となるニューヨークの夜がまたブルーのフィルターにより美しい。
ラストの対決はより際立っている。監督のラッセル・マルケイはミュージックビデオ系の出身でオシャレ画像はお手の物。その後は不遇のようだが、これに関しては素晴らしい。
師匠にショーン・コネリーが登場することで作品に重みが出、B級から一流に変わっているのは、言うまでもない。また敵黒騎士グルガンは明らかにマッドマックスに影響されており、現代ではあからさまにウォーボーイズだが、キャラが立っておりなかなか破天荒で◎。クリストファー・ランバートのカッコ良さを引き立てる。暗い感じの二枚目でこの役はあたり役。ただ殺陣はイマイチかな…。
音楽はクイーン。まあそれだけで加点してますが…。
