熱気に包まれたアリーナ。
たちこめるスモークの中から逆光を背負って現れたフレディ･マーキュリーを、完璧なタイミングで照らし出すスポットライト。
… この映画のオープニングは、ぜったいそっちの方がよかったと思います。
まったく、何のためのマディソン･スクウェアだよ！(笑)
｢レイザーバック｣の｢家屋一軒まるごと猪突猛進｣とか、｢バイオハザードⅢ｣の｢空一面を覆うゾンビ烏を気合い一発でボワッ！｣とか、ラッセル･マルケイ監督の映画には｢いつまでも記憶に残るワンシーン｣ がつきものだと思って期待してたけど、残念ながら ｢ハイランダー｣にはそういう強烈なのが見あたりません。
もちろん、いまにもジギー･スターダストが物陰からひょいと顔を出しそうな路地裏の光景とか、ヘップバーン＆ケリー･グラントの｢シャレード｣や後の ｢007 / スカイフォール｣を思わせる空間の切り取りかたとか、絵ヅラのカッコよさはさすがですよ。
これでアクションの演出にもうちょっと力が入っており、ヒロインがナスターシャ･キンスキーあたりだったらなあ …
ジュリア･ロバーツやメグ･ライアンが登場するちょっと前の時代って、なんだかアイドルっぽい人ばかりが活躍してて、美と演技力を兼ね備えた女優が不足してた印象が強いです。
近ごろ、若手の男優がどいつもこいつも｢つるつるのっぺり｣したツマンナイ顔になっちゃってる一方で、女優のみなさんは確実にお綺麗になられてますね ～♪ ( ← 個人的見解ですよ。)
("⌒∇⌒") ｴｲｶﾞ｢ﾎﾞﾍﾐｱﾝ ･ﾗﾌﾟｿﾃﾞｨ｣ ｶﾞ ﾀﾉｼﾐ！
