ショウコ

カウボーイ&エイリアンのショウコのレビュー・感想・評価

カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)
3.3
もの凄くしっかり西部「劇」してました。ハードボイルドでケンカの強い流れ者、血も涙も無い権力者パパとその威を借るドラ息子、やや大仰なアクションとか謎の美女に気に入られちゃったりとか、拐われた家族を助けるために目的を同じくした仲間たちとのロードムービー感などド王道まっしぐら。女子供+犬まで参戦するでやんの。違うのはUFOが来るところと腕に装着するタイプの厨二武器

2006年の原作コミックがあるそうですけど、先住民族を敵にしがちなところポリコレ配慮も兼ねて異星人に差し替えって…動きが面白過ぎるっしょ!エイリアンがやって来るのは何も現代である必要は無いんですよね。その目的も時代設定に説得力を持たせていて(?)なかなか良かったです💰

エイリアンの造形はいかにもなヒト型アメコミ調でつまらないんですが…銃弾に耐えたり耐えなかったり空気読んでネイティブアメリカンの槍や子供のナイフでアッサリ倒されるなどの分かりやすい大味さまで西部劇。メインはあくまでウェスタンであり、UFOが出てくるからって特に新しい展開にならないあたりはある意味コダワリなのかも知れない

グラインドハウスっぽく、ぼわーっと画を白く飛ばして昔の「フィムル感」に寄せてあります。これがUFOのちょっと粗めのCGに非常にマッチしてて統一感がありました。もしかしたらエイリアン達のCGクオリティが先にあって、それに合わせてタッチを変えたんじゃないかと思った



コミュニティってのは共通の敵があるとまとまりが生まれるもんですよね。担任がクソだった中学生時のクラスの結束力を思い出した。数年後、町の人々はまたいがみ合う事になるのでしょう😏
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