健一

海洋天堂の健一のレビュー・感想・評価

海洋天堂(2010年製作の映画)
4.8
ようやくレビュー900本目に到達しました。

これまで いいね👍暖かいコメント下さった皆様。ここまで来れたのも皆様のおかげです!
本当に心から感謝致します。
レビューが600本位になった時
『こりゃ 1000本なんて楽勝だな。』なんて思ってましたが とんでもございません。
正直 ここまで結構しんどかった(笑)。
1日1本が限界です。
Filmarksで1000本以上レビューされているフォロワー様達。本当に心から尊敬しています。
私もあと100本!もう少し頑張ってみようと思います。
私のこんな『しょーもない』レビューを読んで下さっている皆様、どうか末永くお付き合いくださいませ。

今回は私が この10年で一番泣いた作品を再鑑賞したのでレビューします。
知る人ぞ知る 作品ですよね!
ど定番 すぎて今更『泣ける映画』なんて言うのも恥ずかしいのですが 劇場で鑑賞した際に頭がクラクラする程 大号泣しました。
劇場中に 鼻をすする音が何重にも響き渡り観に来ていたほぼ全員が涙していたと思われます。

水族館に勤務している シンチョンは 21歳になる自閉症の息子 ターフー を男手一つで育ててきた。
だがシンチョンは癌に侵され余命わずかと診断され 息子の将来を案じて二人で心中を計る為 海に身を投げる。
しかし 泳ぎの得意なターフーは難を逃れ生き残ってしまう。
仕方なく家路につく親子は隣に住む親切な おかみさん に出迎えられる。
シンチョンは自分が死んだ後でも息子がひとりで生きていけるよう教育することを決意する。

決して完璧な映画ではありません。
編集は荒いし、フェイドアウトの使い方もなってない。
ラストに流れるエンディング曲もせっかくの良い雰囲気をぶち壊してくれる。とてもヘタクソな作品。
だけどそのヘタクソな部分までもが愛おしくなるくらいな・・・
なんとも不思議な作品です。

カンフーアクションを完全に封印し『普通のお父さん』をノーギャラで演じたジェット・リー。
高給取りなはずなのに脚本に惚れ込んで破格のギャラで本作に参加した 音楽の久石譲 と 撮影のクリストファー・ドイル。
この3人の功績が一番大きい。
その他 悪い人がひとりも出てこないこの作品。リー以外のキャスト達もみんな 泣かせてくれます。

私にとって 宝物 みたいな作品。
何年後かにまた再鑑賞しよう。
たまにふと 砂浜に出て 海を見たくなりませんか?
本作は私にとって その感覚 と同じ。



劇場公開時 2011年 7月。
シネスイッチ銀座screen 1
💺273席
客入り 7割くらい埋まってた。😊


父の愛は 大きく 深く 永遠だ。
まるで海のように・・・
健一

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