「37セカンズ」を観終わって帰ろうとロビーに出たら、ロビーの真ん中にこの映画のポスター。そして当日券ありますの張り紙。時間もジャストだったので、ふらっと鑑賞。
地域映画祭の上映作品。
邦画ばかりの映画祭だと思っていたけど、外国の映画もやるのね。(もっとやって欲しい)
ジェットリー、作品は観たことはないけれど、ジャッキーチェン的な役者さんだよね?位の認識。
でもこの映画は全く普通のお父さん役で、素敵でした。
奇しくも障害を持つ子供と親の話を連続で。
「37セカンズ」は娘が軸の映画だったけど、こちらは余命宣告を受けた父親が自閉症の息子を心配して、別れの準備をしていく話。
切なかった。
冒頭のシーンがラストにつながるのかと思いきやそうではなく。
一人では生きられない子供を置いて逝く親の気持ちは想像するだけで苦しいけど、きっと私の想像なんて比じゃないだろう。
切なかったけれど、
とにかく温かい映画だった。
先日観た「無垢なる証人」には自閉症の子供が
「37セカンズ」では脳性麻痺の子供が
「ピーナツバターファルコン」ではダウン症で親のいない子が
「風の電話」では、震災で親を亡くした子供が
「さらば、わが愛」では親に捨てられた子供が
「37セカンズ」では子離れできない親が
「250通の手紙」では過剰な期待を押し付ける親が
ああ、「淪落の人」では、身体が不自由になってしまった大人の人だった。
このところ、意図せずにヒューマンドラマ連発していて、色々、色々、考えさせられている。
優しい人でありたい。