kazu1961

意志の勝利のkazu1961のレビュー・感想・評価

意志の勝利(1935年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「意志の勝利」
ORTitle:「Triumph des Willens」
▪️First Release Year : 1934
▪️JP Release Date : 1942/03/07
▪️Production Country : ドイツ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-281 再鑑賞
🕰Running Time : 112分
▪️Director : レニ・リーフェンシュタール
▪️Writer : レニ・リーフェンシュタール、ヴァルター・ルットマン
▪️MusicD : ヘルベルト・ヴィント
▪️Cast : ※※※
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 394/1001
▪️Review
🖋ナチズム下での洗脳された熱狂と統制された美にただただ圧倒。。。
ある意味本作は世界最大の犯罪を記録した、最高の映像美を持ったドキュメンタリーといえます。レビュー点数はあくまでもその映像にフォーカスした記録。この政治的な犯罪にはあえて触れません。我々は、この歴史を二度と繰り返してはならない。。。ただ言えるのはそれだけです。

🖋本作、ヒトラーの命を受けてリーフェンシュタール監督の手によって制作されたプロパガンダ作品です。記録したのは、古都ニュルンベルクで1934年9月4日から6日間行われた国家社会主義ドイツ労働者党の第6回全国党大会です。その整然たる映像美は海外でも高く評価され、1935年のヴェネツィア・ビエンナーレでは金メダル、1937年のパリ万博でグランプリを獲得しましたが、戦後その評価は一転、リーフェンシュタール監督はプロパガンダによるナチズムへの協力者として訴追されることになります。結果、本作は世界から封印されてしまいます。

🖋リーフェンシュタール監督は撮影にあたっていくつもの独創的な技法を考案しました。ヒトラーの演説のシーンでは半円形に敷いたレールの上に置いたカメラでヒトラーを追い、様々なアングルから同じ被写体を捉えながらも観るものを高揚させることに成功しています。ヒトラーの飛行機によるニュルンベルク到着を冒頭に置くことによって雲の中から降臨する神・絶対者のイメージを想起させることによりヒトラーを神格化することに成功しています。さらに突撃隊の整然たる行進や隊列の美しさもまた本作の魅力となっています。(参考:Wikipedia)

▪️Overview (映画. comより)
ナチ党全国党大会の記録映画。斬新なカメラワークや演出により、1935年のヴェネツィア・ビエンナーレ金メダル、1937年のパリ万博グランプリを獲得するなどその芸術性が称賛されたが、戦後は評価が一転した。監督は、「民族の祭典 オリンピア第1部」「美の祭典 オリンピア第2部」のレニ・リーフェンシュタール。
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