メモ
小さい頃に何度も観て、思い返して成人した時に改めて観た。
印刷の活字を指先で拾う姿、猫足でタシタシと走る音。
静かで美しく、あくまで人間の姿を物語のために借りた猫の仕草はすべてが愛おしい。
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メンターであるドリアンさんの本を読んで見始めた宮沢賢治だがどーも進まない。
やはり百年前の純文学は難しいと関連映画をあさりようやく進むようになってきたけど、この表現をなんとなくの自分のイメージよりも…
かなり良かった。
そしてやっと南十字の意味が分かった。
昔教科書で習ったけれど、忘れている部分も多く改めて読むと意味が分かったりして興味深かった。
ジョバンニ、カムパネルラの真顔もすごく好きだった。…
ジョバンニはもの静かな瞳の青い猫に描かれている。
一見大胆に原作を変え、身近な動物で親近感を誘っているようだが、自然界に存在しない青猫は、人間の生々しさを極限まで排除した銀河の底に微かに明滅する宮澤…
各個人の幸せ、というか幸とは何かみたいな話だったように思う。
セリフや表情芝居が極端に少なくて、ジョバンニから見た情景描写から心情を読み取るという要素が多くて小説的で少し新鮮だった。
美術と音…
このレビューはネタバレを含みます
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