そうそうこれが僕らのドラゴンボールシリーズ第5弾。ドラゴンボールシリーズにおけるマッドサイエンティストとして、Dr.ゲロの前では存在感の薄いDr.ウィローが敵役の今作であるが、幾ら己の研究所が50年間永久凍土に閉ざされて居たとは言え、この世で一番強いヤツ＝亀仙人との発想は、流石にWindows95使っとんか？と疑いの目を向けたくなるくらいアップデートされていないし、最近では窓際でただ日がな新聞紙を広げているだけなのに、年功序列で高収入のぬるま湯でのぼせ上がったクソ使えねぇジジイ達をWindows2000と呼ぶらしい事実には、はらわたが煮えくりかえる思いを隠せない。今作から後にテンプレ化していくものと言えば、クリリソのお馴染みの名台詞「なんで俺だけ…」と、ピッコロさんの悟飯のピンチに颯爽と駆けつけてその場面では一瞬無双化するが挙げられるが、俺は未だ確かにナッパ戦では身を呈して自分の命を救ってくれたとは言え、幼少期に育児放棄のみならず荒野に自分を平然と置き去りにした相手に何故あそこまでの尊敬の眼差しを向けられるかが分からない。背中のマークが界王マークに変わった事もあり、悟空も界王拳を駆使し、トドメも元気玉で刺すと大活躍、ちなみに俺は常に界王拳20倍で日常生活をこなしているし、時々生きとし生けるものに呼びかけ戯れで元気玉をこさえてみようと企んだりするが、残念ながら友達がそう多くは無いので豆粒ほどのそれすら形成できずにいる。そもそもこの元気玉などと言うものが完全なる搾取構造によるものとしている成立している事実に我々は今一度目を向けるべきであるし、同じ様な構造の上に成り立つ消費税のその無謀なる税率アップに NO！の声を上げるべきである、せめて俺だけは勘弁してくれ、金が無い。今作の見所と言えば突然の戦闘参加になった亀仙人の前線復帰と、悟空・クリリソと共に放つ師弟トリプルかめはめ波であろうが、悟飯激怒による能力解放シーンは多少鉄雄感があるし、大気圏外からの地球に向けてのレーザー発射もSOL感が強いなど、どことなく『AKIRA』の影響を感じさせる。さて2019年、時代は静かにネオ平成に突入した今、俺は密かに風邪を引き、その両鼻の穴から滝の様な鼻水を垂れ流している。地球のみんな、そんな可哀想なオラに少しだけ、少しでいい、月200円ずつでいいから現金を分けてくれ…夢くらい…見させてくれ…。
