広島カップ

めがねの広島カップのレビュー・感想・評価

めがね(2007年製作の映画)
2.9
おそらくは日頃のストレスから逃れるために携帯電話が通じない所に行きたいと思って南の島に旅行に来た女(小林聡美)は、観光でもしようと思っていたが地元住民に何もせずに黄昏れることを勧められた。

「黄昏れるって?」

はじめ戸惑っていた女も次第に黄昏れ方を身に付けて行って、「何もしないっていいね、黄昏最高!」ってなって行く様子を写して行く。

映画ファンには『たそがれ清兵衛』(2002)で耳馴染みのある黄昏れるという言葉ですが、本作ではおそらく「何もしない」という意味で使っていてなんとなく違和感があり調べてみたのですが正しくはやはり、日が暮れること、全盛期を過ぎることの二つの意味でした。
何もしないでボゥ〜とするという意味で使うのはやはり誤用のようです。
日がな何もせずボゥ〜として鼻毛なんかを引っこ抜いている清兵衛なんてとてもイメージできません。

主要な登場人物が皆めがねを掛けている中で、その奥の細い目がニタニタしているもたいまさこがいつもの通り魅力的ですけれど、何度も出てくるめがねを掛けていない髪の毛ボサボサの小林聡美の寝顔も魅力的です。
二人が並んでいるショットを観ていると、何故室井滋が居ないのか?と感じてしまう条件反射が出て来てしまいます。
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