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タワーリング・インフェルノのcのレビュー・感想・評価

3.1
「タワーリング・インフェルノ」そびえ立つ地獄という意味。
地上550メートル138階建て世界最大の超高層ビルでの大火災。
実話じゃなくて良かった。


ケチで傲慢なビルのオーナーと、そのオーナーから予算削減の圧をかけられている娘婿。
安全よりコストを下げ私服を肥やす悪の元凶のこの2人のせいで、大火災の大惨事に発展することに。
当初、すぐ消えるだろうと火災を軽く考えたオーナーのせいで、避難は遅れ、火の手が見る間に広がっていく。


不倫?の情事中に逃げ遅れた2人(彼は丁度清算できると、彼女を置いて逃げるつもりだったのかな?!)や、
避難指示が届かなかった聴覚障害のシングルマザー家族、
置いてきぼりの猫、富豪の老未亡人と詐欺師のお爺さんとの恋愛ドラマもある。
最初から冗長気味に感じるところも多く、映像が暗い為か大火災という派手さが少々抑えられてしまっている様に感じた。
展望エレベーターの宙吊りとか、
怖い見せ場の場面いっぱいあるし、タイタニックにも似たパニック映画なのに、なんか今ひとつ静かで画面が暗くて、私にはそこまでの臨場感得られなかったのが残念。
映画館で観れたらまた違ったかも。

そして
ポール・ニューマン演じる設計士と、スティーブ・マックイーン演じる消防隊長2大スターの主役共演。
マックイーンはポールニューマンとセリフ数を同じになるようにと、こだわったみたいですが、2人共シルエットが似ていて、最後の方は暗いしどっちがどっちか見分けつきにくくなってしまった。
最後の男同士の会話も今ひとつ私には響かなかった。
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