吸血髑髏船の作品情報・感想・評価・動画配信

「吸血髑髏船」に投稿された感想・評価

これ「吸血」ではないわ
まあドクロは何回か出てくる
気がつけば松竹怪奇映画コンプリートだ

この作品は悪役の顔ぶれがなかなか濃いサスペンス映画だった

松岡きっこさんは映画で主演してたの知らなかったからへえ~って感じ

ストーリーはなんか盛り上がりに欠ける展開で悪役も取り揃えた割にはあっさり退場と平板な印象しか持てなかった

主人公がどう蘇生してどう抜け出したのかそれが一番のミステリー(笑)
こ

この感想・評価

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メモ
モノクロ、ガイコツ可愛い
horahuki

horahukiの感想・評価

3.3
8月は心霊課題②

船員全員を皆殺しにして大金強盗したは良いけれど、殺した奴の身内にヤベェのがいた!っていうリベンジホラー怪談風味。ほとんど顔の圧力だけでビビらせて殺していく強キャラ幽霊さん…なのか強盗たちがガラスメンタルなのかはわかんないけど、とにかく清々しく退場していく悪党たちの小物感がすごい!

どうやら松竹の『吸血鬼ゴケミドロ』に続く怪奇路線の映画らしい。前作に続いて西洋風味を取り入れようとした結果なのだろうけど、キリスト教の神父がメインキャラクターとして登場して辿々しい口ぶりで葬儀をやってたり、悪を象徴するものとして蝙蝠がバレバレな糸に吊られてぴょんぴょんしてて、頑張って雰囲気出そうとしてる感が愛おしくて堪んない!でも糸バレバレ蝙蝠はハマーとかコーマンとかもやってたから、ある意味完璧な再現度!

タイトルになってる吸血要素は全くないのだけど、一応血を注いだりはしてたから、そのあたりでタイトルつけたのかな。もしかしたら蝙蝠がカメラの見えないところで多少吸血してたのかもしれません!あとカメラの映ってないところで蚊が飛んでた可能性も否定はできない!😂

西洋風味って書いたけど、山本監督の血を吸うシリーズが70年〜ってことを考えると、西洋の吸血鬼的発想の輸入という点ではこちらの方が若干早い。もちろん『吸血鬼ゴケミドロ』もそうなんだけど、10年くらい前には中川信夫監督が『女吸血鬼』で洋の東西折衷をやり遂げてるわけだから、やっぱり中川監督ってすげー!

本作はリベンジホラーでありながらも、結局は殺した奴に瓜二つな人間を目撃する等、過去の罪を思い出させる記号を目にすることで、自分の中で大きくなった罪の意識に恐怖するという内面による破滅を描いているあたりは怪談らしくて、微妙にある吸血鬼要素とうまい具合に和洋ミックスやってるから案外ちゃんとしてる。

ずっと地面に並行なカメラで映し続ける中、序盤一箇所だけ、話してる会話は普通なのに斜角で人物を捉えることで雰囲気に緩急つけてるところがあって、そんでまあそいつが予想通りヤバイ奴だったっていう撮影の素直さみたいなのが割と好きだった。あとモンタージュで繋げられるギリギリを攻めてるのか何なのかわかんないけど、大胆なカットの省略が面白かった。

あとどーでも良いけど、ポケモンの鳴き声みたいな悲鳴を上げるオバちゃんがサイコーだった!😂
Lisa

Lisaの感想・評価

3.5
“吸血鬼ゴケミドロ”に続く松竹怪奇特撮映画の第2作目。撮影に使用した船のオーナーから内容に苦情が入り大幅にカットされた為脚本が破綻している。が、ホラーとしてはサスペンス要素もはらんだ復讐ものとしても、キャラ達の立場が二転三転したり死に方がわりとエグかったりでとても面白い作品であった。

そして二役を演じた松岡きっこと若かりし頃の岡田眞澄の美貌ぶりがモノクロの夜の海の寒々しさにとても良く合っていた。教会というのも二人の日本人離れした容姿に相応しい舞台である。

監督が本来意図していたもの、ディレクターズカット版を是非観たい。もしくはこれを原案にリブート作品等作っても良いんじゃないか、そんなふうに思える魅力ある作品であった。
西村晃目当てで鑑賞。しかし晃さま、プロローグの後はなかなか登場せず……

物語は船員を皆殺しにした金塊強奪犯への復讐。強奪犯のメンバーが、内田朝雄、小池朝雄、金子信雄って、どう考えてもヤバイだろ‼
「そんな連中が乗ってるなら出航するのやめろよ」、と思ってしまった。

松岡きっこの美貌がモノクロ画面に映える。無理矢理な展開もあったが、哀しいラストは好き。
白黒映画。
船員達を皆殺しにして金塊を奪った犯人達が復讐される恐怖談。

白黒効果もあり、よりエキゾチックな美人、松岡きっこさんが復讐の女神として犯人達を追い詰める。が、見どころはそれくらいで作品は退屈でつまらない。
立場が二転三転して気の休まる暇がない。主要人物がみんなどくろなんかよりよほど怖い。金子信雄って夕食作ってたのと違う人なのかと思ってしまった。

コウモリだからってみんな吸血だと思うなよ!!

このレビューはネタバレを含みます

画像

冒頭、悪玉親分の顔
海中の中の骸骨のショット、複数
 1968年。よしっ! いい年末映画だ! 乗員が皆殺しにされ金塊が奪われた貨物船。3年後、犠牲者のひとりの双子の妹で今は教会に身を寄せている娘が、ある夜聞いた霧笛に導かれそして……という二重怪奇映画。何が二重なのかは観てのお楽しみ。
 貨物船、教会、十字架、コウモリ、松岡きっこの西洋風な顔つきなどの道具立てに反してオーソドックスな「怪談」が進むが、終盤でツイストがかかるのが面白いのと同時にちょびっと興醒め。あともうちょっとガイコツの造形がんばって。コウモリは許すから。
 松岡きっこの美貌と、男衆(金子信雄! 内田朝雄! 小池朝雄! 西村晃! 岡田真澄!)の顔の濃さだけに寄りかからず、怪奇性を前に出してとてもいい感じである。画面も深く暗く、しかし湿っていないのもいい。その暗さと怪奇が松岡のパキッとした美しさと実によく合うのだ。
 時に顔を出す大胆な編集も面白い。特撮がほほえましい感じだったり、時々展開が首をかしげるくらいわかりづらかったり、思い返せばかなりとっちらかってる気がするのもご愛嬌である。ステキな映画だ。愛せる。DVDについてる樋口真嗣&みうらじゅんのコメンタリーも茶化しすぎず、ちょうどいい。
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