ファンタジックだったり、妙に現実的だったりする、不思議な大人のフレンチ・ラブストーリー。
ちょっとミュージカルっぽくもあり。
カトリーヌ・フロって、こういう「一般的なおばさん」的な役が可愛くて好き（といったって、美しいしすごくおしゃれなんだけどさ）。
今回は、大好きな男性作家のサイン会にウキウキして出かける夢見がちなおばさん。
で、その憧れの男性作家っていうのが、バカな女読者を相手にしていて文学じゃないみたいに言われてるんだけど、「ロクに本を読まない人間を夢中にさせるあなたはすごい」ってカトリーヌ・フロが言ってて、本当にその通りと思いました。彼女はノーベル文学賞も知らなかったんだけど、実際一般的に読まれてるのがどっちかって話。
けど、ちょくちょく出てきたイエス・キリストさんは何だったんだ？？
一風変わった世界で、楽しかったです。
りんごまる様のレビューでこの作品を知りました。素敵な作品ありがとうございました。
