ミミック

ディア・ドクターのミミックのレビュー・感想・評価

ディア・ドクター(2009年製作の映画)
3.3
おおよそ同じ国の事とは思えないお伽噺みたいな内容なので、それを成り立たせているのは沢山の実力派揃いの役者陣と何より笑福亭鶴瓶の人柄による所が大きい。
村ぐるみの隠蔽が、悪意ではなく善意に向けられているのはあまり見ないタイプだと思った。悪い人が一人も出てこないのが逆に居心地が悪い。
外から研修医として村にやって来る瑛太の変化が話の縦軸。
安藤玉恵はお産姿がよく似合う。
映像役者の中村勘三郎やっぱいいわあ。
八千草薫の細かい仕草ひとつが胸にしみる。
そういえば10年前は駅のホームでタバコ吸えたなー。

どんなに評判がよくても、個人的には邦画で二時間を越える作品は手を出しづらい。
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